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年少さんのピアノ/エレクトーン体験談|費用・レッスン内容・親の本音

「年少からピアノを始めるのは早いのかな?」「子どもが楽しめるか不安…」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

わが家では、年少のタイミングで総合音楽教室(ピアノ/エレクトーンを含むカリキュラム)に通い始めました。この記事では、レッスン内容や費用、子どもの反応、そして親の本音まで、体験を正直にまとめます。

始めたきっかけ

きっかけは、子どもが通っていた園で大手音楽教室が開講していたこと。
園内で受けられるので送迎が楽で、立地的にも通いやすい環境でした。

また、私自身、幼少期にピアノを習ったものの、先生との相性が合わず短期間で辞めてしまいました。
「続けていればよかった」という後悔があり、子どもには同じ思いをさせたくないという気持ちでスタートしました。

レッスン内容

レッスンはグループ形式でしたが、在籍は2名のみ。ほぼ個別指導のように手厚く見てもらえました。

「総合音楽」というカリキュラムで、主に使用するのはエレクトーンですが、グランドピアノ、タンバリンやカスタネットなどの打楽器にも触れさせてもらえました。歌やリズム遊びも取り入れられていて、リトミックに近い雰囲気で音楽に親しむことを目的とした内容です。

まだ「ピアノ!」という感じではなく、この教室では、小学校に上がるタイミングでピアノもしくはエレクトーンを選択するのだそうです。

レッスンは保護者同伴。宿題は「音楽のイメージを形にする工作」が中心で、親のサポートも必要でした。

宿題(工作)の具体例

  • 春、野原に花が咲き始める様子を表現した曲
    クラフトパンチで花の形をたくさん作り、ページいっぱいに貼った。
  • イルカがジャンプする楽しい曲
    海の生き物のシールを貼る…だけでよかったのに、工夫して「生き物がスイングする仕掛け」を作った。

つい親が凝ってしまうのも、こうした宿題ならではです。

子どもの反応

子どもは全体的に楽しんで通っていました。
先生が子育て経験のある方で、子どもの雑談にも適度に耳を傾けつつ自然にレッスンへ戻してくれるので安心でした。

宿題は時々「面倒くさい」と感じていましたが、工作中心だったため遊び感覚で取り組めることも多かったです。

アンパンマンピアノでの練習

本格的な楽器を勧められましたが、最初は「アンパンマンピアノ」で練習をスタートしました。

  • 子どもにとっては楽しいおもちゃ感覚の楽器で、音に触れるきっかけには十分。
  • 大人にとっては「耳に痛い電子音」で正直少しうるさい…。

本格的に続けるなら物足りませんが、最初のステップとしては十分役立ったと感じています。

親の本音

私は子どもと遊ぶのが得意なタイプではありません。
それでも、音楽の宿題としての工作を一緒に作ることで、自然に子どもと関わる時間が持てたのは悪くなかったと思います。

また、「ピアノいる?」と聞いても子どもは「いらない」と答えることが多く、高額な楽器を買わずに済んで内心ホッとしました。
何十万円もするものを買って大切にされなかったら悲しいですし、そもそも家に置くスペースもありません。特に「グランドピアノがほしい!」なんて言われたりしたら、床の補強まで必要になるので現実的ではありません。

レッスンに同伴する拘束時間は大変でしたが、子どもの得意・苦手をその場で把握できたのは大きなメリットでした。

費用・準備するもの

  • 入会金:体験からの入会で無料(通常は約5,000円)
  • 教材費:約3,000円/3か月ごと(テキスト+音源CD/DVDまたは配信)
  • 月謝:約6,000円(会場によっては会場費が追加の場合あり)
  • 楽器:ピアノもしくはエレクトーンを勧められる(わが家はアンパンマンピアノで強行)
  • 発表会:なし(年長さんになると園の音楽発表会で枠をもらえる)

メリット・デメリット

メリット

  • ピアノ/エレクトーン以外の楽器にも触れられ、音楽への興味が広がった
  • 音に感情やイメージを重ねて表現できるようになった
  • 宿題やレッスンを通して、親子で一緒に過ごす時間が増えた

デメリット

  • 工作宿題は準備やサポートが必要で、時間がないときは負担に感じる
  • 保護者同伴のため、拘束時間が長くなる

まとめ|年少からのピアノは「土台作り」の時期

年少からのピアノ/エレクトーンは、すぐに成果が出る習い事というよりも、音楽を楽しみ、親子で関わる時間を増やす「土台作り」だと感じました。

おすすめしたいのはこんな家庭です。

  • 親子で音楽を楽しみたい
  • 発表会よりも「音楽の基礎」に重点を置きたい
  • 子どものペースに合わせて、無理なく始めたい

まずは体験レッスンで雰囲気を確かめ、子どもの反応を見てから判断するのが一番安心です。