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「メダリスト」を読んで考えた習い事との向き合い方

最近読んだフィギュアスケート漫画「メダリスト」。
ただのスポーツ漫画にとどまらず、子どもの習い事に向き合う親として大切なことを改めて考えさせられました。
特に印象に残ったのは、主人公・結束いのりとその保護者の関わり方、そして三家田涼佳の過去。どちらも「習い事を続けること・辞めること」の意味を深く考えるきっかけになりました。

子どもの可能性を妨げないために

いのりの母親は、最初は「子どものやりたいこと」を理解できず、むしろ可能性を潰してしまいかねない存在でした。
「子どものやりたいことを妨げていないか?」という問いは、まさに自分への反面教師。

やがて両親もいのりを応援するようになり、時間的にも金銭的にも大変な中で支え続ける姿に強く共感しました。
習い事を継続するには、子どもの意欲だけでなく、家庭のサポート体制も不可欠。親の関わり方次第で、子どもの挑戦が続くかどうかが大きく変わるのだと感じました。

「やめること」が将来の壁になることも

もうひとつ心に残ったのが、三家田涼佳のエピソード。
幼児期にバレエを習うチャンスがあったものの、地味な基礎練習が嫌で続けられなかった。
フィギュアスケートを続けていく中で、「あの時にバレエを続けていれば…」という後悔に直面します。

これは、親にとって大きな課題です。
子どもが習い事を嫌がった時、「どうにかして続けさせるか、それとも辞めさせるか」。
辞める自由を与えることも大切ですが、その選択が将来の壁になる可能性もあるのです。

親としての学び

「続けるメリット・デメリット」「辞めるメリット・デメリット」。
親子でよく話し合い、後悔の少ない選択をしていくことが大切だと改めて感じました。

メダリストを読んで強く思ったのは、習い事は技術だけでなく、子どもの人生そのものに関わるということ。
子どもの声を尊重しつつ、親も伴走者としてどう関わるか。簡単な答えはありませんが、その問いを持ち続けること自体が大切なのかもしれません。

本作品はアニメ化もしているので、興味のある方はぜひご覧ください。