英会話やダンスに比べると、演技を教えてもらえるスクールはまだまだ数が少なく珍しい習い事。
今回は「お遊戯会の練習になれば」と軽い気持ちで始めた演技が、結果的にどんな経験をもたらしたのかをまとめます。
珍しいからこそ、興味を持っている方の参考になればと思います。
始めたきっかけ
一番大きかったきっかけとしては、先に習っていたバレエと同じスタジオの別曜日/時間で開講されているスクールの中に「演技」があったこと。
珍しい内容だと思い、詳しく話を聞いてみようと思いました。
また、通っている園のお遊戯会では、年長さんがオペレッタを披露します。
ナレーションも劇もとても上手で、もし自分の子がうまくできなかったら…と考えると不安に。
練習の場を持たせたいと思い、演技教室の体験に参加しました。
もちろん本人の「楽しい!やりたい!」という気持ちを尊重して、入会を決めました。
レッスンの内容
隔週開催される少人数のグループレッスン。
先生が絵本を読み聞かせながら質問を投げかけ、生徒に想像を広げさせます。
具体的なアクティビティは:
- 自分以外のものになりきる遊び
- 「だるまさんがころんだ」をアレンジした表現練習
- カードを組み合わせてストーリーを作り、発表する
小学生クラスでは芸能界を目指している子も在籍しているそうですが、幼児クラスは芸能活動を見据えてというよりも、遊びのような感覚で取り組みながら、表現力や想像力を伸ばすプログラムでした。
子どもの反応
特に「だるまさんがころんだ」を使ったレッスンが大好きで、本人は「演技の教室」ではなく「だるまさんのレッスンに行く!」と話していました。
先生は子どもの動きを否定せず、「それはなぁに?」と丁寧に聞き出してくれるため、安心して自由に表現できる雰囲気。
毎週楽しみに通っていて、レッスンの後は家でも習った遊びを再現する姿が見られました。
親の本音
演技教室自体が少なく、通える範囲にあるかどうかで大きく左右されます。
たまたま見つけられたこと自体が幸運でしたが、住んでいるエリアによっては送迎が負担になることもあるでしょう。
宿題や準備するものはほとんどなく、自宅での負担が少ないのはうれしいポイント。
また、「演技」というと、芸能事務所に所属して、事務所のスクールに通うものというイメージが強いですが、見つけたスクールは芸能活動や事務所とは切り離して受講でき費用も手ごろだったので、気軽に始めやすくありがたかったです。
費用・準備するもの
- 入会金:体験からの入会で無料
- 月謝:約4,000円(他の習い事に比べると低コスト)
- 持ち物:筆記用具(幼児クラスではほとんど使用せず)
必要なものが少なく、経済的・物理的な負担は少なめでした。
メリット・デメリット
メリット
- もともと物おじしないタイプだったがさらに天真爛漫に表現できるようになった
- 絵本を読み解き、考えをシェアする経験ができる
- 発想を否定されず、自己肯定感を育てられる
デメリット
- 教室が少なく、エリアによっては送迎の負担が大きい
- 習い事としての知名度が低く、比較検討の情報が少ない
まとめ|自由な表現を楽しめる珍しい習い事
演技教室はまだ珍しく、通える地域は限られます。
しかし「お遊戯会対策」というきっかけを超えて、子どもの表現力や自己肯定感を伸ばす貴重な場になりました。
小学校に進むと、グループワークや発表の機会が増えます。
そのときに「物おじせず表現できる下地」があることは大きな強み。
芸能活動を目指すかどうかに関わらず、幼児期にこうした体験を持てたのは大きな財産だと感じています。