英会話教室で毎週出される「宿題」。
最近はタッチペンやDVDなど、遊びのように学べる教材が増え、親としても「これなら一人でできそう」と思いがちです。
けれど実際は、幼児にとってはまだまだ親のサポートが欠かせない現実がありました。
ここでは、わが家の「英会話の宿題」事情をもとに、家庭でどう付き合っているかをリアルに紹介します。
タッチペンがあれば一人でできる…はずが?
最近の英会話教材はとてもハイテク。
音声付きのタッチペンや映像教材のおかげで、「自分で進められる」「親の負担が少ない」と思っていたのですが——実際はそう簡単ではありません。
子どもが問題文を読めないうちは、結局、親が横につきっきり。
「What’s this?」「Draw a line」など、指示を理解するまで一緒にサポートが必要です。
「自動でしゃべる教材」でも、まだ聞き取りが定着していない幼児には難易度が高め。
英会話の宿題って、どんな内容?
教材自体はとても充実していて、
- メインテキスト
- 単語強化用サブテキスト
- タッチペン対応ワークブック
- DVD+対応ワークブック
など、家でも英語に触れる機会を作りやすい設計になっています。
通っている英会話教室で毎週出る宿題はタッチペン対応ワークブック見開き1ページ分。
左ページはアルファベットの書き練習、右ページはタッチペンで音声を聞いて、丸をつけたり絵を線でつなげる問題など。
内容は1時間以内で終わるボリュームですが、集中力が続かず途中でグダグダになる日も。
左ページのアルファベットを書く練習は毎週似たようなパターンなので、「こうすればいいんでしょ?」と自分で進めていけるようになることも。
最初はずっとつきっきりだったのが、「ママはお仕事してくるから左のページが終わったら呼んでね」と一言かければ良くなったのはうれしい成長でした。
最低限はこの見開き1ページですが、「+αをどこまでやるか」は家庭任せ。
やる気がある親ほど、教材に時間を取られがちです。
長期休みの宿題はDVDスタイル
夏休みや冬休みは、DVDを見ながらワークブックに取り組む宿題。
歌やダンスを通して英語の音やリズムに親しむ内容で、学習というより「英語のYouTubeを見ている」感覚に近いです。
一方で、子どもが「ただ眺めて終わり」にならないよう、声かけや確認は必要。
ワークブックの問題文も読めないので結局一緒に視聴しながら取り組む羽目に。
親が感じた「英会話の宿題の本質」
結局のところ、英会話の宿題=親の宿題。
特に文字や英語の指示が読めないうちは、親が隣でサポートする時間が必要不可欠です。
週1回の宿題でも、予習・復習を含めると1時間半ほどかかることも。
仕事や家事の合間に取り組むには、なかなかの根気がいります。
でも、子どもが「できた!」と笑顔を見せてくれたとき、親の方がほっとするのも事実。
負担の大きさと同じだけ、親子で学ぶ達成感があります。
無理なく続けるためのコツ
- 完璧を目指さない(聞くだけ・見るだけの日があってOK)
- 宿題をやる曜日時間を固定し習慣づける
- 機嫌のいい時間帯に取り組む
- 「やらせる」より「一緒にやる」気持ちを大切に
- 子どもが一人でできる範囲を増やし親の負担軽減
小さな成功体験を積み重ねることが、英語学習を続けるコツかもしれません。
まとめ|「親の関与」も学びの一部
英会話の宿題は、タッチペンや映像教材のおかげで楽しく取り組める一方、親の関与が欠かせないのが現実。
ただ、それは決してマイナスではなく、子どもの学びを一番近くで見守れる貴重な時間でもあります。
一緒に考え、一緒に笑いながら進めるうちに、親も少しずつ英語に慣れていく。
そんな「親子で育つ英会話時間」を大切にしていきたいと感じています。
