「年少にヒップホップダンスって早すぎる?」「きちんと振り付けを覚えられるのかな?」
そんな疑問を持つ保護者の方も多いと思います。
わが家では、年少のタイミングで園のヒップホップダンスクラスに通い始めました。
この記事では、レッスン内容や費用、子どもの反応、親として感じたモヤモヤまで、正直にまとめています。
これから年少からのダンス体験を検討している方に、参考になる内容です。
どんな習い事?|教室・活動の概要
- レッスン時間:50分
- 頻度:週1回
- レッスン形態:年少+年中の合同クラス(約10名)
- 保護者の関わり方:基本送迎のみ(月1回見学可)
- 宿題:なし
ヒップホップダンスのレッスンは、1か月で1曲(ワンコーラス)を仕上げる進行。
曲ごとに基礎ステップを設定し、振り付けと並行して練習します。
基礎ステップの練習動画はスクール全体で共通のものがありますが、毎月の曲の振り付け動画はありませんでした。
園内でレッスンが行われ、園が終わると先生が子どもたちを連れて行ってくれるため、保護者は帰りのお迎えだけでOKです。
月1回の見学の日には、子どもの様子を間近で確認できました。
また、園とスクールのつながりのおかげで、園のお遊戯会のときに発表の枠をもらえたのもラッキーだったと思います。
始めたきっかけ|どうしてこの習い事を選んだか
もともとノリの良い音楽が流れるとじっとしていられないタイプの娘。
「好き」を伸ばしたいと思い、ダンススクールを探していたところ、園の体育館で開講しているスクールがあり、通いやすさが決め手で体験を申し込みました。
体験レッスン後も「楽しい!」と元気に言っており、興味を持って続けられる印象でした。
続けてみて感じた変化
年少と年中の合同のクラスで上手なお姉さんたちが多く、娘が特別上手になったという変化は正直感じませんでした。
園のお遊戯会で学年ごとの発表を見ていても、スクールに通う子たちが頭一つ抜きんでてダンスが上手というようなこともなかったです。
年少はまだ運動能力が発達しきっておらず、スクールに数か月通ったからといって目に見える成果が出るものではありません。
ここから少しずつ積み重ねていくことが大切だと感じました。
実際にあったトラブル
- 1か月で1曲を仕上げるスピードは年少にとって速い
- 振り付け動画もないため振り付けが覚えられない
- そもそも何の曲を踊っているのかも教えてもらえない
この3点が不満で先生に相談したのですが、はっきりとした回答が得られずモヤモヤは募るばかり。
スクールのルールなどにより改善できない理由があるなら仕方ないと思うのですが、明確な回答がないままうやむやにされたのは、正直辞めさせようかと思うほどでした。
かといって、子ども自身は楽しんでいる様子なので、本当に辞めさせてしまうのはかわいそう。
担当の先生では埒が明かないため、エリアを管轄する支部に相談しました。
結果、学年の終わりごろに、下記のような落としどころでようやく改善されました。
- 1か月1曲ペースで進めなくてはいけないというようなスクールのルールはなく、クラスの状況に応じて先生が柔軟に対応していいため、ペースを再考する。
- 振り付け動画については共有はスクールの提供するサービスの中にはないため、必要なら保護者が見学の際に動画を撮影する。
- 曲は事前に先生から保護者に伝えるようにする。
かかった費用と準備したもの
初期費用
- 入会金:体験からの入会で無料(通常は約5,000円)
- レッスン着:自由(園の体操服+上履きで可)
同じ系列でも、スタジオで開講されているスクールでは指定のレッスン着の購入が必要。
園で開講しているため、レッスン着が自由なのだそうです。
毎月の費用
- 月謝:約6,000円
初期費用・月謝ともに、始めやすい価格帯で、親の負担も軽めです。
必要に応じてかかる費用
- 発表会衣装:自宅にある服(Tシャツ+ジーンズ)で対応
発表会の衣装は今回は自宅にある服で対応しましたが、おそろいの衣装を指定されることもあるようです。
親の本音|よかったこと・大変だったこと
送迎は基本帰りのみ、往復約20分ほどで負担は少なかったです。
レッスン進行が速く、1か月で1曲仕上げるペースは年少にはやや厳しいと感じました。
振り付けを覚えられず、先生に相談してもはっきりとした回答がなく、保護者としてはモヤモヤする場面もありました。
自宅での練習は少し工夫が必要でした。
振り付け動画はスマホやタブレットでは小さく見えにくいため、動画をブルーレイ・DVDレコーダーに送信・保存し、テレビで再生できるようにしました。
発表会前は特に、踊る/踊らないにかかわらず動画を流し、練習を促すようにしました。
メリット・デメリットまとめ
メリット
- 子どもが「楽しい」と感じ、継続できた
- 園のお友達と一緒に通えるため安心感があった
- お遊戯会で発表の機会を得られ、人前で踊る経験ができた
デメリット
- 数か月で大きな成果を得られるものではない
- 家庭で練習する環境を整えるのに工夫が必要
そのほか、ヒップホップダンススクール全般のデメリットではありませんが、先生の指導方針と保護者の考え方が合わないと、モヤモヤしながら過ごすことになります。
まとめ|年少のダンススクール選びで大事なこと
年少のヒップホップダンスは、完璧に振り付けを仕上げることよりも、音楽に合わせて体を動かし楽しむことが大切です。
教室選びのチェックポイント
- 選曲が子どもの年齢や興味に合っているか
- 1曲を仕上げる期間に無理はないか
- 自宅練習用のお手本やフォローがあるか
- 保護者の質問にきちんと向き合ってもらえるか
モヤモヤはあっても、子どもが楽しんで通っていることを重視し、年中になっても継続予定です。
年少からのダンスは、音楽を体で楽しむ「土台作り」として充分価値があると感じています。